当所の教育研修体制は下記のとおりです。
所内研修・外部研修の受講を通じて、当所の一員として力を発揮できるよう、必要なスキル
を身につけていきます。
知財業務経験の有無に合わせて、教育担当者が新人所員の理解や進捗を確認しながら指導を
行います。同時にOJT(On-the-Job Training)を実施し、各種原稿案の作成指導も行います。
(1)総務ガイダンス(総務担当)
自部署の所内での位置付けや役割、所内における中心的な業務フローや提供サービス、お客様
情報、守秘義務等、当所の所員が最初に知っておくべき事柄を学びます。
(2)所内ツール研修(システムG)
内製された独自の業務システム(案件作業管理や期限管理ツール、明細書作成補助ツール、明
細書や図面の検索ツール等)が多くありますので、それらの利用方法を学び、作業効率の高い
業務を行えるようにします。
(3)外国法制研修(国際渉外G)
諸外国法制の最新情報を常に把握している専門部署の担当者が、諸外国のクレーム実務やOA
応答期間の延長など、頻繁に発生する事例を中心に講義を行い、知財業務経験者でも理解が曖
昧になりがちな点について、理解や再認識を促します。
知財業務未経験者には、上記研修に加えて、特許全般の基礎知識習得から徐々に実務に近づいて
いくよう配慮された講義や演習を行い、スムーズに業務を理解できるよう指導を行います。
(1)特許等、知的財産権に関する解説・講義
特許庁や日本弁理士会が発行するテキストを使用し、法文集を用いて法律根拠を確認しなが
ら、特許とはどういうものか、自分の業務とは何かを学びます。
(2)段階的な明細書作成演習
当所が過去に依頼を受けた案件を題材に、明細書を作成します。数回の添削指導を受けて明細
書を完成させた後、審査官に扮した上司から出された拒絶理由通知書をもとに、補正書と意見
書の作成演習を行います。単なる書きかたの指導にとどまらず、考えかたのプロセスから指導
を行うので着実に作成能力を身につけることができます。
(3)特許・意匠図面研修(図面G)
図面Gへの作図依頼や、担当者との打ち合わせを円滑に進めるために特許図面のルールや様々
な表現方法について丁寧に説明を行い、知財業務未経験者にも、特許図面の見方が理解できる
よう構成されています。
(1)鑑定・訴訟対応
OJTを通じて鑑定・訴訟対応等の指導を行います。